初心者目線で考える太陽光発電の損得~自前で電気を作る事のメリットとリスク

最近僕の中で一番ホットな興味は太陽光発電。

妻が電気代掛かりすぎるから契約容量を変えるやら安い電力会社を探すやら言っているので、昔から気になっていた太陽光発電はどうなんだろうかと調べ始めています。

まず、ウチの電気代は家族3人で月平均13000円程度です。

ガス代含めて光熱費は計2万円というところ。。

 

家を建てる時から多少は太陽光発電に興味がありましたが、その頃はシステムが非常に高く、500万円ぐらいはかかるといわれ、諦めました。

リフォームや新築時は省エネと防犯を両立するシャッターを。

 

今はだいぶ安くなり、性能も上がってきたと聞きますが、壊れるリスクを考えれば手を出すべきではないと思っていました。

それでも実際のところ、現段階でどんな案配なのか知っておきたくもあり、まあ、ブログネタの1つにでもなればいいか(それがホントの理由)という気持ちで、いつもの様に太陽光発電一括見積りをとってみました。【グリーンエネルギーナビ】

家の図面も送付して待っていると、何社かから見積もりが届き、、、その中でも一番安いのは

6.4kWで130万円。投資回収は6年

 

随分安くなったのも驚きだけど、たった6年で元が取れる??

いやいや、流石にここまで回収が短いとは俄かに信じられない。

 

そもそも月13000円しか掛かってないので、たとえ全額節約できたとしても初期費用の130万円を払い終わるのは100カ月=8年以上かかる筈。

しかも昼間しか発電できないから、夜行性のサラリーマン家庭では殆ど節約にならず、数十年掛かってもおかしくない。

 

不思議に思いながら見積もりを読んでいくと、日中に消費する量の4000円分は’当然’節約できるとして、6.4kWのシステムなら更に14000円分の電気が作れて、

この余った電気が買取って貰える!

節約分と買取分合わせて18000円だから、初期費用が130万円なら6年で回収できるという計算です。

 

ほほう、、意外に高く買取ってくれるんだと感心しつつ、初期費用の回収が終わったら電気代が浮くどころか売電で儲かるのだから、一刻も早く始めないとって、すっかり舞い上がった次第です。

 

そうは言っても上手い話には裏がある、、自分なりに納得した上で決めるべきですよね?

で、調べてみた事をつらつら記述します。

 

ご存知のとおり、昔、太陽光発電システムはとっても高額な商品でした。

システム単価の年次推移が社団法人太陽光発電協会から公表されていますが、パネル出始めの1993年は1kWあたり370万円なので、今回の6,4kWで計算すると

初期費用2400万円!

 

家建てるより高いやんけ!!

この金額では、いくら補助金があっても個人が手を出せる代物ではなかった筈です。

 

その後10年経った2002年、僕が最初に太陽光発電を検討していた頃ですが、

1kWあたり71万円、6.4kWなら450万円になってます。

だいぶ値段は落ちてきたものの、補助金込みでも回収には20年以上掛かると言われ、その間の故障や台風などの自然災害によるシステム停止を考えるとかなりリスキーであり、やはり手が出ませんでした。

さらに年6%の割合で値段が下がっていき、2013年に41万円、2018年現在は30万円/kWぐらいになっています。

 

その相場で見ると6.4kWで190万円だから、今回の見積り130万円というのは、結構安いんですよね。

 

でもメーカーをよくみたら、 ん~、ネクストエナジー?どこ?

 

元々は中古の太陽光発電パネルで商売していて、最近は中国製の新品パネルも調達しながら事業展開しているメーカーみたいです。

基本、中国メーカーを始めとする海外製のパネルは安く調達できるみたい。

 

今、太陽光発電メーカーは乱立状態で50社以上あるらしく、

更にその施工業者となると何千社とあり、出来ては潰れを繰り返しているとか。。

そりゃ悪徳業者も多いですよね

 

一番心配なのは何年か経ってシステムが壊れた時に相談する相手がいないこと。

 

メーカーが中国製、施工業者が数人の会社だったりすると、5年後に誰にも相談できなくなりそうです。

施工業者さんの質や見積もり計算を見破る方法についてはソーラーパートナーズさんが明確に記載していたのでこちらにも一括見積

ソーラーパートナーズ【住宅用・産業用】

まあ最悪、施工業者がいなくなってもメーカーさえいれば何とかなるので、そちらは慎重に選びたいですよね。

 

安いメーカーは壊れやすいとか倒産してしまうリスクがあります。

高いメーカーは特に日本メーカーは安心ですが、とにかく高いです。

 

国内では大手の東芝、パナソニック、シャープ、長州、京セラ、三菱などがありますが、中でも面積効率が良いのは東芝、パナソニック、シャープらしく、とりあえずパナソニックで見積もってもらうと

容量は5.6kWに減って費用は170万円に上昇!

(効率上がる一方、西に貼らない分のパネルが減った)

 

まあそれでも相場同等の30万円/kWなので、妥当かもしれません。。

システム構成や施工費の考え方は施工会社によって違うので、今後も何社かから見積りを取り寄せ、比較検討を続ける予定です。

 

それにしても買取りがなければ月4000円しか節約できないので、初期費用が130万円であってもも回収には25年以上かかります。

補助金は現在自治体によって異なるものの、どんどん無くなっていて、ウチの場合は上限4万円。

 

これでは太陽光発電を始める人がいないので、なんとかクリーンエネルギー化を推進したい政府としては、余剰電力買取制度(売電)を2009年から開始したということです。

 

容量によって10年あるいは20年の固定買取ではありますが、もともとの目的がクリーン化普及なのでパネルが安くなるにつれ買取価格も下がっていきます。

 

以下は1kWhあたりの買取価格の年次推移を示したものです。

容量 10kW未満 10kW以上
固定買取期間 10年 20年
出力制御 有(※)
2009年 48円
2010年 48円
2011年 42円
2012年 42円 40円
2013年 38円 36円
2014年 37円 32円
2015年 33円 35円 29円
2016年 31円 33円 24円
2017年 28円 30円 21円
2018年 26円 28円 18円
2019年 24円 26円 未定

(※)東電、中電、関電以外

最初は48円だったんですね。

うらやましい。

今年(2018年度)、中電管轄区内で容量6.4kWシステムを開始すると、10年間(2028年度まで)は固定26円で買取り続けてくれます。

 

前述の業者さんが6.4kWパネルを敷きつめた場合の発電量シミュレーションをした結果は月あたり平均700kWhであり、

毎月700×26円=18000円稼げる計算になります。

もちろん、東西向き(北向きはゼロ)や影があると発電量が減るので、業者さんがどういうシミュレーションをしたかは注意しないといけないみたいです。

今回の場合、前述の業者さんは西向きにも設置していますが、実際には西側は高層マンションの影になり、

ソーラーパートナーズ【住宅用・産業用】

から来た業者さんに言わせると殆ど発電しないそうです。

確かに発電しないパネルを買うのは勿体ないですよね。

 

さて、影の話と中国製の話は置いといて(重要だけど。。)6年回収の可能性はあるみたいです。

その後は電気代がかからないどころか儲かります!

太陽光発電、良いですね!

 

 

話それますが、2012年から太陽光発電の事業化推進の方向性が示され、この年に10kW以上のシステムで契約した人は20年間ずっと40円固定買取が約束されたようです。

このインパクトはものすごく大きかったらしく、あちらこちらで山林や砂漠など二束三文の土地を買っては太陽光発電パネルを敷き詰めて事業化する人が増え、同時に施工業者も爆発的に増えたということです。

最小の10kWでも460万円の投資で1年あたり67万円(大体1400kW×40円)、20年で1300万円になる立派なビジネスなんですよね。

今は新規単価が18円に低下し利回りが落ちていますが、こうした太陽光発電投資も世の中では成立しているみたいですね。。。

 

 

話戻って、

家庭用は普通10kW以下なので、今期から始めれば26円固定の10年買取となります。

来年は24円と決まっていて、以降も下がるのか、24円で落ち着くのか不明です。

 

固定買取制度があるうちに、早めに始めてしまうという判断はあります。

沖縄電力は既に買取りしないと聞くし、電力会社にとってクリーンエネルギー化はお荷物でしかないんですよね。

 

その一方で、初期設置費用は年々減っていく。。

 

更に考えないといけないのは、固定買取期間10年を過ぎた後にいくらで買取ってもらえるかです。

経産省から11円ぐらいになりそうと予想されてますが、なにしろ制度が始まってまだ9年目であり、10年を迎えた事例がなくわからないというのが実情です。

電気の生産コストが7~11円であることから、それより下がることはないらしいですが、多分10円程度で計算した方がよさそうです。(これが新電力会社への電力供給源になるんでしょうね。。)

 

ウチの場合、当初10年間は

18000円×12カ月×10年=200万円

以後は昼間に月4000円節約できて、残りを単価10円で買取して貰い月5000円稼ぐとすると

11年後から僕の寿命までの20年間は、

9000円×12カ月×20年=200万円

 

合計で400万円稼ぐことになります。

 

国産初期投資170万円にして影を差し引いても、200万円は儲かりそう。

 

それに将来蓄電池がもっと安くなれば昼の発電分を夜使うことでもっと節約できるかもしれません。(現状の蓄電池は昼間の1時間分貯めるのに80万円掛かるレベルだそうです。まだまだ手が出せないですね。。)

 

勿論、自分の寿命後も家族が使える訳だし。。

 

今後30年、壊れるリスクも勘案してどう判断しますでしょうか?

メーカーの出力性能保証は10年(有料で延長可)、地震以外の自然災害保証が15年、それなりのメーカー品なら40年は使えると言われています。

 

 

大阪地震直後で恐いんですけどね。。

今のところ購入の方向に気持ちが傾いています。。